知足富譚

「上善如水」という有名な言葉。日本酒の銘柄にもなっていますね。

最良の善は水のようなもので、高いところから低いところに流れるものである、つまり高みを目指して争うのではなく、むしろ低地湿地のような人の嫌うところにも行き渡るようなものといった意味。

なかなか穿った知恵ですよね。これは、人生のんびり暮らしたらいいじゃない、と唱えた老子の言葉です。

 

彼の言葉に「知足者富」(足るを知る者は富む)というのがあります。

財や名声をむやみやたらと求めず満足することを知る者こそ、心豊かなものだという主張です。

激しい競争を前提にして富を求めているグローバル化の時代にこそ、私たちがもう一度立ち止まって考えなければいけないことなのではなかと思います。

 

そんな老子の言葉にあやかってこのエッセイ・シリーズは「知足富譚」と命名しました。

全くおこがましい話です、老子さま。

今、世界や途上国、開発の分野でおきている事がらなどを題材にしてマンゴおやじが感じたことを気ままに書き綴っていこうと思っています。

 

まあ「箸休め」といいましょうか「お口直し」といいましょうか。

要するに「暇つぶし」としてご笑覧いただければこれ幸い。

読みて和するも一興、憤するもまた一興。

2012.10

■第1回 現代の大革命

■第2回 台湾の光明

■第5回 若い力

■第8回 人でなし

■第9回 モノを買う

■第10回 マカオと欲望